路地裏の経済学 電子復刻版 Kindle版

出版:マイナビ出版

発行年月:2017.03

税込価格:¥648

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目次

1 路地裏からの発想

自由な空間とプライバシー ⁄ 進歩と「間」の消滅 ⁄ 広場としての路地の機能 ⁄ 鮒も目高も蛍も消えた ⁄ 日本的自然のない住宅地 ⁄ 弱者にとって住み良さとは ⁄ ニュータウンゆえの悩み ⁄ 人口集中と大都市の魔力 ⁄ 地価の上昇と通勤定期代 ⁄ 東京で勤めると損 ⁄ 市街地にみる栄枯盛衰 ⁄ 「ゆとり」の復活 ⁄ 「地方の時代」の内実 ⁄ 地方文化と知識集約産業 ⁄ 地方の責任

2 流通・サービス業の進歩

急ピッチの技術進歩 ⁄ 景気浮揚の影の立役者 ⁄ 効率の悪さと雇用吸収力 ⁄ 雇用吸収力の展望 ⁄ 複雑な流通と日本人の気質

3 日本的レジャー産業の特質

レジャー産業と風土 ⁄ レジャーの過ごし方 ⁄ 好まれる「道」レジャー ⁄ 伝播の早さとサイクルの短さ ⁄ ターミナル・レジャーの繁栄 ⁄ マニアの登場とマニア産業 ⁄ マニア市場の成長要因 ⁄ 低成長とマニア・レジャー ⁄ 手作りブームの背景 ⁄ 工芸ホビーの技術革新 ⁄ 企業の市場戦略 ⁄ 麻雀の隆盛 ⁄ 細かい工夫で伸びる旅館 ⁄ 温泉地の盛衰 ⁄ 二等地温泉宿の努力 ⁄ 料理の質とサービスの良さ ⁄ お祭り広場の威力 ⁄ 高収益を支える文化

4 パチンコ商法の秘密

パチンコ業の大きさ ⁄ レジャーの盛衰のなかで ⁄ パチンコの魔力 ⁄ 台は進歩する ⁄ 店舗のモダン化 ⁄ 省力化の成果 ⁄ 恐るべき技術革新 ⁄ パチンコ店の戦略 ⁄ パチンコと人生 ⁄ 自制と楽しみ ⁄ 技術の行きつくところ ⁄ 福祉と水商売 ⁄ 庶民の知恵と力

5 経済と風土と国民性

経済法則の通じない社会 ⁄ 国家政策が成り立たない社会 ⁄ 貯蓄率と国民性 ⁄ 技術進歩と教育 ⁄ 外人労働者の問題 ⁄ 対日批判の強まり ⁄ 二度目の石油ショック ⁄ 中東をめぐる政治不安 ⁄ 国民的合意の形成 ⁄ 日本社会の強い抵抗力

6 国際化の本当の意味

国際化と西ドイツ ⁄ 石油に弱い国の強味 ⁄ ドル圏内の貿易 ⁄ 世界のマネーフロー ⁄ 封鎖的な国際化 ⁄ ガラスの「しきり」 ⁄ 「いそしむ」という言葉

7 職業とエコノミスト

就職と結婚 ⁄ 権力欲の充足 ⁄ 物質欲の充足 ⁄ 働き甲斐の満足 ⁄ 生活の安定 ⁄ 職業方程式 ⁄ ライフサイクルの四つの段階 ⁄ 適性とローテーション ⁄ 学閥と企業 ⁄ 民間エコノミストと調査 ⁄ 調査の限界 ⁄ 研究の事務化 ⁄ 「事務」と「研究」の密度 ⁄ 組織による調査 ⁄ 調査と変節 ⁄ 民間エコノミストの短所と長所 ⁄ 不透明なビジョンと視角