路地裏の「名老」学
出版:アーク出版
発行年月:2002.10
税込価格:¥1,365
目次 はしがき
- 第1章 老後を生きる覚悟をつける
- 1.「助けは借りられない」との自覚を持つ
- *退職したては途方に暮れる
*身辺雑事にも苦労する
*たのみの老妻なぐさめてくれない
*老いも若きも助け合った農耕社会
*老人だけでなく誰もが孤独な時代
- 2.老人が豊かな時代は近々終わる
- *70歳の老人の年間収入は30歳の若者と同じ
*いずれ世代間の不平等は修正される
*医療費の負担が軽いのは”良いこと”なのか
*周囲に甘えていては乙武さんに笑われる
- 3.戦後の体験から自立した生き方を悟る
- *社会の価値観は常に激しく変わる
*変化は追わず、眺める姿勢が余裕を生む
*誰も心の帰属先を持たない社会がしばらく続く
- 4.仕事を続けられる人は幸いなり
- *働く人の脳細胞はあまり死なない
*老いて活躍する経済学の巨人たち 他
- 5.先達たちの生と死に学ぶ
- *生きながら死ぬー正岡子規
*たった一人で死ぬー永井荷風
- 他
- 第2章 老後の幸せは自分でつくる
-
- 1.仲間を集えば楽しみは倍加する
- *仲間づくりで心掛けたいこと
*同窓会にもマナーがある
他
- 2.趣味の世界に遊ぶ
- *近くの美術館に出かけてみよう
*東京は老人が趣味三昧に浸れる街
*学問の醍醐味を味わえる神田・古本屋めぐり
*幕末・維新の匂いを残す神田を歩く
他
- 3.老後ならではの旅のすすめ
- *伝統・文化が誘う街
*昔の夢を追い、退職後に留学する
他
第3章 老後への備えを整える
- 1.健康を保つための工夫
- *外出で生活にリズムをつける
*定期的に通える場所をつくる
他
- 2.老人なりの資産の守り方
- *子供への投資はもはや配当なしインフレが世代間の不平等を解消する
他
- 第4章 私なりの老後の過ごし方
1.生涯エコノミストとして生きる
- *落第銀行員だった私に訪れた”幸運”
*エコノミストの視点で歴史を見る
*歴史人物の行動を経済的に分析する
*街づくりの研究を仲間と続ける
他
- 2.故郷と友人に生きる
- *地元のさまざまな会に出席する
*故郷はこちらが努力すれば必ず報いてくれる
他
- 終章 宗教を考える
- ◎ 宗教は老人に冷たい
◎ 神がすべてを決める
◎ 仏はあまねく存在する
◎ 彼岸への道
◎ 老いと諦めと悟り