どうなる『ITバブル』崩壊後

出版:學生社

発行年月:2002.06

目次

第1章 「ITバブル」崩壊後、日本はどう変わるか(竹内 宏)
1.バブル経済崩壊
2.夢でない夢の生活
3.移民国家の「IT革命」
4.東アジアの成長と仮想市場
5.IT化による日本的経営の導入
6.アメリカの「ITバブル」
7.「ITバブル」崩壊へ
8.不況にあえぐIT機器産業と日本経済
9.日本のIT革命の将来
第2章 はじけ飛んだ米国の「ITバブル」 (北井義久)
1.崩壊した「ITバブル」
2.最後の一マイルに泣いたネットスーパー
3.赤字に苦しむアマゾン
4.ビジネス特許戦略のつまずき
5.崩れ去った通信需要急増の法則
6.「一九九六年電気通信法」による「ITバブル」の演出
7.無線と光ファイバーで市内通信に新規参入
8.国際通信網にかけた野心家達の挫折
9.CATVと心中したAT&Tの誤算
10.「ITバブル」の頂点に君臨していたハイテクITメーカー
11.ルーターのマイクロソフトを目ざして
12.行き過ぎた買収戦略の破綻
第3章 「ITバブル」のプロデューサーとディレクター   (北井義久)
1.ヘッジファンドからベンチャーキャピタルへ
2.巨大年金基金の「ITバブル」ゲームへの参入
3.一攫千金をねらう大手金融機関とハイテクITメーカー
4.「根拠なき熱狂」から「IT革命礼賛へ」
5.ネット制覇への野望に待った!
6.ネットの自由を妨げたナップスター判決
第4章 国があおった欧州携帯電話バブル
  (北井義久)
1.ふくれ上がった免許料
2.プリペイド型拡販のつけ
3.フラッグ・キャリアの意地
4.欧州携帯電話バブルは世界へ波及
5.「ITバブル」と「土地バブル」
第5章 「IT革命」の二枚看板---ICと光ファイバー   (北井義久)
1.「IT革命」は情報処理能力の爆発
2.十億個のトランジスタが一つのICに
3.光は最高の通信手段
4.小型化が進む情報通信機器
第6章 第二段階にはいる「IT革命技術」     (北井義久)
1.可能性を先取りした「ITバブル」
2.灌漑技術から生まれた人類の文明
3.「エネルギー革命」も二段階
4 蒸気機関車から電気モーター・ガソリンエンジンへ
5 コンピューターは蒸気機関
6 人間の脳を超えるコンピューターの登場
7 デジタル・デバイドの解消もIT革命で
第7章 「IT革命」で、なくなる仕事・残る仕事   (竹内三保子)
1.開かれたネットワーク社会へ
2.企業とネットワーク社会
3.ITによってなくなる仕事
4.IT武装によって変わる業務
5.ネットワークで盛んになる共同開発
6.ITで職を失う人、忙しくなる人
7.ITとモチベーションの向上
8.ITによる合理化とは
第8章 「ITショック」で、変わるサラリーマン
  (木村栄宏)
1.「ITショック」と再就職
2.日本の「ITショック」推移
3.誤解された「IT革命」
4.これからのITの使いこなし方
5.「ITバブル」後のサラリーマンの生き方
第9章 成功するビジネスと起業
  (伊藤正憲)
1.20世紀のイノベーション-査定と平等-
2.「IT革命」とビジネスの変化
3.画期的なイノベーションの例
4.補助金活用のすすめ
第10章 中国の「IT革命」
  (秋岡栄子)
1.中国の「IT革命」のインパクト
2.中国のIT度
3.ITと中国の市民生活
4.中国のシリコンバレー
5.中国のIT市場と外国資本
6.中国文化とインターネット
7.日本と中国の「IT革命」